我が家のゴムの木物語

ゴムの木がやってきた

 我が家にゴムの木がやって来たのは、今から十数年前。
 彼(彼女?)は居酒屋のおまけで、そして小さな黒いビニールカップに入っていました。

 ゴムの木はすくすくと成長しました。
 しかし、上に伸びるばかりで、幹は一向に太くならないのです。
 葉っぱばかりをわさわさ茂らせ、仕舞には自分で自分を支えきれなくなったゴムの木は、  自分と同じ太さの割り箸を支柱にしてもらってやっと立っているという有様でした。

 春から夏に新芽を出し、冬が近づいてくると下のほうから落葉する。
 ゴムの木はずっとそんなことを繰り返しつつ大きくなりました。
 いつも葉がついているのは上のほうだけで、頭が重いので自分を支えられず、 やがては1mの支柱でも足りなくなってしまいました。

 それが正しいゴムの木のあり方ではないということを我が家が知ったのは、実に3年ほど前のこと。
 水分が足りないと、葉が落ちてしまうのだそうです。
 水やり担当の私は、そうとは知らぬまま10年以上もゴムの木に水不足を強いていたのです。ごめんね、ごめんね。

2号誕生、そして

ゴムの木2号&3号
左:3号 右:2号
(2004年6月撮影)

 長年の水不足が祟って(私のせいだ)すっかり不恰好になってしまったゴムの木を救ったのは「取り木」でした (取り木についてはカシワバゴムを増やそう!でご紹介しています)。

 この取り木により、ゴムの木2号が誕生。
 しかしながら、不恰好な1号は頭が少し軽くなったというだけで、相変わらず不恰好なままでした。
 さて、これをどうしましょう……と考えているうちに、1号の切り口の横から新しい芽が出始めたのです。
 そして、いったいどうしたことか、葉が落ちてしまって久しい根元付近からも、いつの間にか新たな芽が出ていました。

 翌年、1号の切り口から新たに出た芽を取り木して3号が誕生し、1号は幹を根元付近からばっさりとカット。
 その切り口からも新たな芽が出て、見事1号は再生したのです。

大きくなりすぎ

 冬場に毎日、葉水(葉水についてはカシワバゴムを育てよう!でご紹介しています)をやっていたら葉が落ちることもなくなり、葉がたくさんあることで栄養も充分作れるからか、 幹もかなり太くなりました。
 もう支柱は必要ありません。
 そしてゴムの木たちは、成長すると10mを超す高木になるという本領を発揮し始めたのです。

 今、葉水をやっていたら冬場に葉が落ちなくなったと書きましたが、実は落ちなくなったどころではありません。
 元気になったゴムの木たちは、冬場でも新しい葉を出すようになったのです。年がら年中成長期。
 喜ばしいことではあるのですが、ちょっと成長しすぎ。
 ゴムの木2号は1年で50cmも成長し、今年(2005年)5月の時点で185cmを超える長身になっていました。

 室内で育てているので、さすがにこれ以上大きくなるのは困ります。
 そこで、取り木で生まれた2号を更に取り木することに。
 7月に無事4号が誕生。2号は幹を大幅に切り詰め、2号改となったのです。

 ゴムの木4鉢を育てるのは大変なので、4号は知人宅に里子に出し、 ちっちゃくなった2号改は幹のあちこちから新しい芽を出しまくって再び大きく成長しようとしています。 (詳しくはゴムの木2号改 成長記にて!)

 このコラムはここで終わりにしますが、我が家のゴムの木物語はまだまだ続くのであります。

2005.08.05