薄型テレビがやって来た

 先月のことだが、我が家にもついに地デジ対応の薄型テレビというやつがやって来た。
 横に長い。そして、でかい。

 40型だそうだ。
 今まで使っていた29型のブラウン管テレビが恐ろしく小さく見える。体感14インチって感じ。
 3日間くらいは、テレビが視界に入るたび、
「でかッ!」
 と言ってしまった。

 更に、薄型テレビは薄くて大きいだけでなく、やたら高機能(当家比)。
 リモコンも今までの物より大きくて、ボタンも何だかたくさんついている。
 このリモコンを見た時点で、ああこれは使いこなせない……と確信した私であるが、 夫が使いこなせるので問題はない。

 薄型テレビの「高機能」にまず私が感心したのは、チャンネルを変えた時に番組のタイトルが表示されることだ。
 我が家は、何となくチャンネルを変えたら映画をやっていたので何となくそれを最後まで見てしまう、 ということが多々ある。
 民放ならば CM の前後に映画のタイトルが出るから何の映画か分かるが、CM が入らない放送の場合は 「何だろう?」と思いながら見ることになる。
 まあ、大概はネットで番組表を調べる(新聞を取っていないので)けれども、 面倒な時やもうすぐ終わりそうな時は、頭に疑問符を浮かべながら最後まで見てしまう。
 だが、今度のテレビはそうした手間も必要以上の疑問符もいらないのだ。素晴らしい!
 と言うか、そもそも番組表機能なんてものがあるではないか。素晴らしい!

 さて、3月のある日、我が家は薄くて大きくて横長で高機能なテレビで高校野球を見ていた。
 知らない人はいないと思うが、高校野球は総合テレビで放送したり、教育テレビで放送したりする。 しかも、試合途中でチャンネルが変わったりする。
 その時もそうだった。
「○時○○分から教育テレビで放送します」という主旨のテロップが表示されたのを見て、私は夫に言った。

「このテレビ、高機能なんだから勝手にチャンネル変えてくれればいいのにね」

 冗談のつもりだった。
 なのに、時間になったら本当に変わった……
 ぶ、文明の利器おそるべし!!!

 家電製品というのは、いったいどこまで便利になるのだろう。
 そのうち、「この番組を見た人はこんな番組も見ています」とか 「以前あの番組を見た人にはこの番組がオススメ」とかいう機能ができるような気がするし、 既に実装されていたとしても私はもう驚かないぞ。

2009.04.22